尋常じゃない信頼感

日本人は、スタバなど混んだお店に入ったとき、まず席に荷物置いて「この席はキープしました」っていうことにしてから、レジに商品買いに行くことがあります。お店によっては、店員さんのほうから「ただいま混み合っておりますので、先に席をお取りになってからカウンターでお買い求めください」なんて言って、席に荷物を置いてから離れることを勧めてきたりします。

 

すごい信頼関係で成り立っている商習慣ですね。日本以外の海外では絶対にあり得ないことですし、留学に行く皆さんも海外では絶対にやらないでくださいね。

 

日本以外の国では、荷物を一時的に置いてそこを占有したことにする、なんていう慣習はありません。荷物を置いてその場を離れたら、その荷物を放棄したものとみなされます。だから誰かに持って行かれても文句は言えないし、実際すぐ持って行かれるでしょう。

 

天敵のいない環境に生きる動物みたいな日本人

日本以外の海外では、スリや置き引き、ひったくり等の軽犯罪(軽いとも思えませんが)は日常茶飯事です。日本とは比べ物になりません。

 

他国に比べて日本は島国で、かつ日本人の民族的性格からか、他人を信用しすぎるところがあります。私個人としてはそんな日本が大好きなのですが、日本から一歩外に出るときは本当に気をつけてください。

 

世界でも最も治安の良い国である日本では、人の多い街中で忘れ物をしても元の場所に置いたままになっていたり、交番に行けば届いていたりします。そんな私たちなので、犯罪に遭うことに慣れていません。天敵がいない環境でガラパゴス的に進化した動物のように、全くの無警戒だったりします。実際、海外の公共の場で荷物を置いて平気でその場を離れたり、人混みの中で長財布を開けたりする日本人を私も見ました。

 

「気をつけなきゃ」と思っていても、海外に出ても、つい日本での癖が出てしまうので、大袈裟なぐらいの注意喚起が必要なのです。
スカイゲート 留学 prague

プラハの警察署で泣き寝入りするしかなかった3人の日本人

5年前のヨーロッパ周遊中、チェコ共和国のプラハを訪れました。長いヨーロッパ旅行の後半に入っていて、ちょうど旅慣れてきた頃でした。最も油断が出るタイミングです。案の定と言うべきか、街中で、気づかない間に財布を盗まれました。そこで、無駄だとは知りつつも念のために届けを出しに、近くの警察署に行きました。

 

そこで事情聴取の部屋に入ると、やはりというべきか、先客は日本人でした。その女性は観光で来ていて、美術館で財布を盗まれたとのこと。「やっぱり日本人なんですね」なんて言ってお互い笑い合いました。すると、すぐに一人の男性が入って来ました。彼もやっぱり日本人でした。写真を撮っている間に、背中のリュックを開けられて財布を盗られたそうです。「やっぱり日本人なんですね」と、三人で笑い合いました。

 

東欧の美しい街で警察署のお世話になる、苦い経験でした。海外で財布を亡くすのは本当に痛手です。でも、財布を盗まれて3人連続で日本人が聴取室に入ってきた場面は滑稽で面白く、今となっては印象深い、良い思い出になっています。

 

もちろん、3人とも財布は戻ってきませんでしたよ。