欧米への語学留学は、英語ネイティブスピーカーの国に行くという意味で良いと思います。しかし、英・米・オーストラリアの語学学校での授業は大人数のグループレッスンが殆どで、且つ授業数も少ないため、1ヵ月や2か月程度の短期留学では英語力の向上という意味ではさほど期待できません。大人数クラスで基礎文法などを黒板を見て書き写しているうちに、1ヵ月はあっという間に過ぎてしまいます。1年ぐらいの留学であれば大幅に英語力はアップしますが。

 

また、英語ネイティブの国に行ったからといって、いきなりネイティブたちの社会の中に入れるわけではありません。ネイティブの会社で働けるわけでもないし、ネイティブたちの友達の輪に入れるわけでもありません。入れそうなイメージを持つと思いますが、現実にはそれをできるのはほんの一握りの人だけです。1年ぐらい居ることができる留学であればそれも可能ですが。1ヵ月やそこらの欧米留学での英語力では、ネイティブ同士の高速英語・スラング混じりの会話には殆どついていけないので、単純に言って友達になれません。相当高い英語力をもっている人でさえ、あのネイティブの会話の中に入ってついていくのは至難の業なのです。

大学への学部留学で長い期間、ある大学やアルバイト先に所属するなりしていれば、ネイティブとの人間関係もじゅうぶん築けるでしょう。しかし、短期の語学留学では語学学校に所属するだけなので、当然そこで出会うのは非ネイティブのアジア人、ラテンアメリカ人、アラブ人、そして日本人。つまり非ネイティブです。しかも、その日本人同士で連れ立って生活することになる可能性も、かなり高いものとも言えます。言葉が上手く通じない外国で孤独に暮らすわけにもいかず、誰かと友達にならざるをえないからです。そうなると、日本人同士でくっつく可能性があるからです。

 

友達づくりだけの話ではありません。概して、日本人は他の国の民族に比べて恥ずかしがり屋で奥手です。「きちんとした英語を流ちょうに話せなければ恥ずかしい」と感じてしまい、思い切って英語を話す「スピーキング度胸」が、他の国の留学生に比べて弱いです。他の民族は人前で話すことにあまり抵抗がなく、間違うことを恐れずに間違いだらけの文法でも平気でガンガン英語を話します。だから、大人数のグループクラスでも彼らは発言する機会が多く、スピーキング能力が育ちます。反面、日本人は引っ込み思案なので、特に英語初級者はあまり発言もできないまま授業を終えてしまうでしょう。

 

それって、わざわざ高いお金をかけて欧米まで行ってやるべきことなのでしょうか? あまり発言もできずに黒板を板書して英語をインプットするだけなら、欧米でなくてもできるはずです。否定するわけではないのですが、効率は悪いように感じます。

 

しかし、英語を身につけるために外国に行ってまで勉強すること自体は、自分を追い込むという意味で良いことです。結局、日本での独学だけではモチベーションが続かないし、集中度も低いからです。また、欧米への憧れをもっている人にとっては、そのイメージを目標にすること自体は素晴らしいことだと思います。

 

でも1ヵ月程度の欧米短期留学では効果が薄い。
じゃあどうするか?

まず先にフィリピンのセブで学んで英語力を高めてから、続けざまに欧米豪に渡る、「2か国留学」をやるべきだと考えます。もう既にこの留学スタイルも浸透してきているので、ご存知の方も多いと思います。

 

セブ留学はマンツーマンレッスン主体で朝から晩まで英語を喋りまくります。本当に喋りまくります。喋れない人は必死でインプットし、なんとか言葉を捻り出してでも喋らないといけない状況に追い込まれます。1対1のマンツーマンで逃げ場がないからです。これはかなり負荷のかかるトレーニングで、初級者の中には泣きそうになってしまう方もいます。中級者にとってもラクではなく、夕方あたりになってくると本当に脳が疲れてオーバーヒートするような感じになります。しかしこの「英語スピーキング千本ノック」が、スピーキング力を底上げしてくれるのです。

また、セブ留学の講師は基本的にフィリピン人講師で、ネイティブスピーカーではありません。しかし、ネイティブに近い程の、とても高い英語力をもっています。また、ネイティブに近い程の高い英語力をもちながら、それでいてネイティブではないため、英語の文法などを理屈で説明することができます。自分自身が小学校時代から非ネイティブとして理屈で英語を身につけてきたからです。だから、日本人からの質問にも「なぜなら〇〇だから。」と理屈で教えることができるのです。

 

また、欧米に一定期間いるとわかるのですが、アジア人同士というのは何故か海外にいると親和性が高いです。これは理屈ではなく、傾向として白人は白人と、黒人は黒人と、黄色人は黄色人と、海外では仲良くなりやすい傾向があります。つまり、日本人にとってはアジア人というのは、仲良くなる上での心理的ハードルが低いのです。もちろん個人差があって一概に言えるわけではないので、あくまで「そういう傾向がある」というだけですが。

そういう意味でも、まずフィリピン・セブでアジアの先生を相手に思いきり英語を話すトレーニングをするというのが、日本人にとってハードルとして丁度いいと言えます。

 

そしてなにより、セブ留学は欧米留学の半額近くの費用で実現できます。概算ですが、欧米留学が1ヵ月40万円かかるとすれば、セブ留学は約20万で行って帰ってこれます。

 

かといって、安かろう悪かろうではなく、本当に高度な指導力をもった英語講師が教え、今まで長年の実績を積み重ねてきました。リゾート気分で遊び惚けず、毎日予習復習しながら授業についていけば、相当の変化を生むことができるでしょう。

何よりマインドが変わるのです。「英語、、覚えたら話してみよっかな・・・」という日本人特有の弱気なマインドから、「もう自分は英語を話せるんだ。未完成ではあるけれど、すでに英語スピーカーになっているんだ」というマインドに変わります。その実力とマインドをもって欧米留学に行ってほしいと思います。そうすれば、欧米の語学学校での大人数のグループ授業でも最初から発言して活躍でき、ある程度上のクラスにも配属され、モチベーションも上がり、他の留学生とのアカデミックな議論なんかにもついていけるはずです。そうなれば、実り多い欧米留学が手に入るでしょう。

 

例えば、「セブ留学2ヵ月+アメリカ留学1ヵ月」
このほうが効率がいいと思いませんか?