母国語なら、「なんとなく」話せるようになります。赤ん坊のころから日本で生活していれば、いつのまにか日本語を話せるようになっています。
でも、大人が第2言語として外国語を学ぶなら、「なんとなく」では話せません。日本語システムで固まり切った言語脳に、新たな言語システムをインストールするわけですから、理屈が必要です。それが文法です。

単純に言って、自分が知っている文法の範囲までしか英語は話せません。
仮定法を知らない人は、仮定の話、想像の話ができません。
進行形を知らない人は、「行動が継続しているさま」を表現することができません。
完了形を知らない人は、「行動が継続して完了した」ニュアンスを表現することができません。
日本語で考えればわかると思います。母国語では、いちいち脳内で文法構造を意識することもありませんし、文法用語で分類することもありません。しかし、意識していないだけで、当然文法のルールに沿って日本語を話しています。子供のころ、無意識にルールを習得したのです。そのルールから逸脱すると、相手に伝えることができません。
「私はそれをやっている」
という日本語の意味と
「私はそれをやり終えた」
という日本語の意味は、全く違います。当然ですよね。
英語でも、
進行形 I am doing it.

完了形 I have done it.
この二つの文法を使い分けないと、意味が伝わりません。原形「do」だけのカタコトでは、「やっている」と「やり終えた」の違いを表現しきれないのです。
つまり、自分が知っている文法の範囲でしか、英会話はできないということです。英語を身につける上で、文法の習得は避けて通ることはできません。当たり前のことなのですが、たまに文法嫌いで文法学習を避けて通ろうとする方がいますので。注意が必要ですね。
数学に喩えると、英文法は「公式」です。文法を知らずに英語を話そうとするのは、公式を知らずに数学の問題を解こうとするのと同じです。特殊な才能を持った人以外は、解けませんよね。
つまり、海外に行きさえすれば英語が話せるようになる、というわけではないのです。実際、何年も海外生活しているのに、本当にカタコトしか英語を話せない日本人もいます。そういう方は単に、文法を習得していないということですね。


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